利益至上主義を恥に感じる! 2015/02/17 16:59 個人事業主や会社を起ち上げる人は、人に使われる事が苦手な人が多い。人から言われたくないから、自分でやりたいように出来るから、独立する!それは、当然の流れである。自分の考えている事業が多くの人に喜ばれ、成功し、そして、社会貢献出来ると確信し、それを現実のものにしようと、日々悩みながら、寸暇も惜しんで努力している志の高い人もいる。 私は、現在不動産の賃貸経営をしているが、不動産業界ほど、嘘の多い世界は無い?と思っている。不動産業界の人と多く接して30年以上経つが、不動産屋が「千三つ」と言われるのも、今の私には十分過ぎるほど理解出来る。*千に3つしか真実が無いたとえ 不動産の業界に関わらず、何の仕事でも、思慮深い人は理想と現実の狭間で悩む事になる。切り替えの早い人なら、仕事はそこそこで、趣味を優先し、ストレスを上手く軽減する術を知っている。会社の中で、仕事が出来る人が20パーセント、リストラされても当然の人が10パーセント、それ以外に普通に仕事をこなしている人が70パーセントと?言う人がいる。 しかし、会社に利益をもたらさない人間は経営者の立場からすれば、必要の無い人間と言う事になる。 目に見える利益、多くの場合、その人の稼ぎ出す数字が、仕事の出来不出来として評価される。ただ、その事だけで人を判断する経営者は、いつか大きな間違いに気が付く時が来る。 第一に消費者の立場に立った経営をする事が、多くの人の支持を集め、多くの利益を生み出す。と言いたいところだが、現実には、まったく違う!資本主義社会は、法に触れずに頭を使い、大々的に嘘の?宣伝をし、利益を上げた方が勝ちなのである。 少し前にマクドナルドの食の安全が問題になった。食の安全と言えば、人間だけの問題ではない。現在人間関係が希薄になり、癒しにペットを自分の子供の様に、大切にする人が増えている。比例してペットフード産業は伸びている業界の一つである。しかしながら、利益を出している企業は、ペットフードの食の安全など本当の意味で考えているのだろうか? 人間の食の安全は重要視されても、ペットの食の安全は?である。大々的な宣伝に釣られ、人間の食べ物の何倍も防腐剤が入っているペットフードを何の疑いもなく与えている。人はポピュラーなものが1番安心出来る生き物である。爽やかな好感度の芸能人が出て宣伝するものに飛びついてしまう。 私は利益至上主義を恥と考える。しかし、現実はそんなに甘くない。生きて行くためには、多少の嘘なら大目に見る事が必要な世の中である。ボランティアでお金はもらえない。貧乏で良い!と胸をはれる人がいるとすれば、その人を尊敬し敬意を表する。